カリフォルニア


カリフォルニア ワイナリー


アトリエ・イラリア

アナ・モンティチェッリはUCディヴィス4年の時にフランスのソルボンヌ大学に1年間留学しフランス語や文化を学びアメリカに帰国したが、卒業後再びフランスに戻りサン・テミリオンのトップ・シャトーであるCh.シュヴァル・ブランにて研鑽を積み、その後ナパのブライアント・ファミリーなどに従事した。ガロのワインメーカーであったイタリア系の父を持つ夫のマリオもまたUCデイヴィスで栽培学、醸造学を学び卒業後イタリアでの経験を経てナパに戻り、フィリップ・メルカのアシスタントとして4年間勤務、その後トリンチェロなどいくつかの名門ワイナリーを経験した後アナとともに自らのブランドをスタートさせた。「“In vino felicitas” ワインには幸福がある」アトリエ・イラリアは、偉 ...

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ブラックスミス

創業者マット・スミスは大学時代ボーリュー・ヴィンヤーズのラボで研修をした。ワインメーカーと過ごすうちワイン造りへの情熱が芽生えたマットは卒業後、ダッシュ・セラーズや当時ダッシュとワイナリーを共有していたJCセラーズで研鑽を積んだ。マットは他のいくつかのワイナリーからもオファーを受けていたが、彼らの徹底した品質重視のワイン造りに魅了され、そこで働き続けることを選んだ。2013年彼はアラメダで自らのワイナリーをスタートし、ユニークな手造りのワインをいくつか手掛けている。2017年布袋ワインズの現地での商品リサーチの際、価格高騰が続くナパ・ヴァレーにあって素晴らしいコストパフォーマンスを持つ彼のワインを発見し、リリースとなった。

ボドキン・ワインズ

2011年、セラーの職人であり独学でワイン造りを学んだクリス・クリステンセンによって設立されたボドキン・ワインズは、2012年にアメリカ初のスパークリング・ソーヴィニヨン・ブランでスパークリングワイン・シーンを席巻した。片足はワイン科学に、もう片足は職人技に根ざしたクリステンセンのミニマリスト哲学は、高酸度・低アルコールのワインという彼のシグネチャースタイルを導いている。これらのワインは過去8年間だけでも、批評家のレビューで20数回90点以上を獲得している。2017年にSFクロニクル紙のエスター・モブレーから「注目すべきワインメーカー」に選ばれたほか、クリステンセンは2020年のワイン・エンスージアスト誌の40歳以下のテイスティングメーカー・リストにも選ばれている。アフリカ系アメリ ...

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ブランダー

サンタ・バーバラは海に向かって東西に山脈が走るカリフォルニアでもユニークな地形を持つ。海に近いエリアは近年高級ピノ・ノワールの産地として名声を得ているが、そこから少し内陸に入ったサンタ・イネズ・ヴァレーでは素晴らしい品質のソーヴィニヨン・ブランが生まれる。この地で40年以上にわたり高い評価を受け数々の賞を受賞したブランダーはオーガニックやバイオダイナミクスの手法により素晴らしいクオリティのブドウを育てている。その見事なコストパフォーマンスで愛好家達から愛され続けているワインは果実味が強過ぎずフレッシュ過ぎない、バランスを重視したスタイルで特にスタンダードのソーヴィニヨン・ブランは日本で長年人気を誇る。トップキュヴェの“au Naturel”はこのエリアを代表 ...

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キャッスル・ロック

1994年に設立されたキャッスル・ロックはグレッグ・ポポヴィッチの高品質にかける情熱と効率的なマネージメント術により、コストパフォーマンスの高いワインを探し求める愛好家たちから高い評価を受けている。あえて自社畑や醸造設備を持たず、優れた畑および高い醸造技術を持つワイナリー等と契約することにより、効率的に生産拠点を広げている。数あるアイテムから、布袋チームのテイスティングにより特に品質に優れたものだけをリリースしている。

シャトー・モンテレーナ

1800年代にナパ北部カリストガに建設されたシャトーは現在でも優雅なたたずまいを見せる。1976年の伝説的なフランスVSカリフォルニアの対決においてシャルドネ部門で優勝、世界中に衝撃が走りNapaの名を世界に広める転機を作った。名醸造家であるボー・バレットはカルトワインメーカーとして名を馳せるハイジ・バレットの夫としても知られる。現在は彼の手によるカベルネもまた世界の愛好家達から高い評価を受けている。自社畑モンテレーナエステートは偶然フィロキセラに耐性のある台木を使用していたため被害を受ける事なく樹齢を重ね、瀟洒な石造りの館、見事な庭園とともに、灌漑設備のない古樹が連なる風景にこのシャトーを訪れた人々は心を奪われる。

クリフ・レイディ

最新鋭の醸造設備とスタッグス・リープ・ディストリクトの絶好のロケーションの自社畑から生まれるワインはナパでもトップクラスの品質。「ナパ・ヴァレーはボルドー品種に適した土地」というポリシーのもと、シャルドネは造らない。モダンなワイナリーや往年のロックの名曲の名を付けたヴィンヤード・ブロック等、新しい時代を予感させ、巨人デイヴィッド・エイブリューを栽培コンサルタントに、またミッシェル・ロラン、後にフィリップ・メルカを醸造コンサルタントに迎えるという徹底した高品質路線を敷き、一時代を築いた。エイブリューに誘われ、クリストファー・タイナンがチームに2012年に加わると、2013年にはワイナリー初となるパーカーポイント100点を獲得。タイナンは2010年からインターンシップとしてワイナリーを ...

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コナリウム

「Conarium」とは脳の一部に由来する名前である。ワインの造り手として非常にユニークで哲学的なアプローチを持っている。季節の変化と人間の精神的な側面を統合することを象徴し、ワイン造りにおいて、酸味、ミネラル感、果実味、構造、優雅さのバランスを追求する姿勢が、このブランドの核心となっている。ラベルに使われている17世紀の木版画は、ワインが単なる飲み物ではなく、体験であるという深い意味を視覚的に表現している。

コン・クリーク

1973年ビル・コリンズによって始まったこのユニークなワイナリーは、ナパ・ヴァレーに属する多くのサブアペレーションから多種多様なブドウの供給を受け、その卓越したブレンド技術によりクラシカルなスタイルのワインを約50年にわたって造り出し、かつて多くの若き醸造家の修行の場ともなった。凝縮感溢れるスタイルながら一貫して食事と共に楽しむために重要なバランスを重視し、フードフレンドリーな味わいを醸し出す希少なワイナリー。

ダッシュ

UCデイヴィスで学び、ファー・ニエンテ、シュラムスバーグなどカリフォルニアの著名ワイナリーで修業を積んだマイケル・ダッシュはその後クラウディ・ベイ、Ch.・ラフィット・ロートシルトのラボで経験を重ね、帰国後リッジにて名匠ポール・ドレイパーのアシスタントワインメーカーを務めた輝かしい経歴を持つ。一方妻のアンはボルドー大学で学び、Ch.・ラ・ドミニクで伝統的なワイン造りを学んだ。そして彼らは出会い、結婚し、カリフォルニアにて自らのワイナリーを立ち上げた。ブドウの熟度は過熟ではなくあくまで適熟。そして樽の風味を極力付けないよう大樽など伝統的な手法を応用し小ロットで仕込む。発酵は野生酵母、濾過やオリ引きはまったく、もしくはほとんど行わない。彼らのジンファンデルはパワフルではなく、あくまで食 ...

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DK・ワイン・グループ

2011年のワイン・スペクテーター年間TOP100の第一位を獲得した事でも有名なコスタ・ブラウン。コスタ・ブラウン創業者のダン・コスタとコスタ・ブラウンの一時代を共に築いた15年来の付き合いになるワインメーカー、シェイン・フィンリーが卓越した経験と技術をもとに彼らの理想を表現するADMIREとCONVENE。ダンはソムリエとして高級レストランでワインリストを作ることから始まり、自身の名を冠したコスタ・ブラウンなどのカルト・ワイン・ブランドの開発、シェフのエメリル・ラガスなどの著名人とのコラボレーションに至るまで、ピノ・ノワールとシャルドネへの探求心は尽きない。アメリカワイン業界への功績と貢献は数多く挙げられるが、業界のボランティア活動から子供たちのための慈善活動までConveneを ...

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ダン

ケイマス・ヴィンヤードの栄光の時代を築いたランディ・ダンは、当時ほとんど誰もいなかったナパ北部のハウエル・マウンテンの山中で自らのカベルネを作り始めた。高い標高によりカリフォルニア名物の霧は届かないが、平野部に比べ気温は低く、強い日差しと冷たい空気、火山性の痩せた土地が適度に熟した引き締まった個性的なブドウを育てる。ブドウの過熟を嫌うランディは、濃厚な果実味や高いアルコールを誇る造り手達とは明らかに一線を画したスタイルで長年高い評価を受けている。現在では息子マイクがワイン造りを担い、娘のクリスティーナが事務方を引き受け、ランディがそれを見守る形で家族経営を続けているが、手作業で品質が保てる数量以上は決して造らない。

ファーディナンド

醸造家エヴァン・フレイジャーは南仏ルションのモーリーでワイン造りの修行を積み、その後ナパに移った彼はその腕を見込まれコングスガードのGM兼アシスタント・ワインメーカーに抜擢。モダン・カリフォルニアの旗手として完璧なワイン造りでその名を轟かせる名匠ジョン・コングスガードの右腕として活躍する傍らその醸造設備を使い自身のオリジナルワインを造り始めた。彼が選んだブドウはナパではなくカリフォルニア内陸部に残るスペインの伝統品種。新樽を控え極力シンプルな醸造を行い食事とともに気軽に食卓で楽しめる、土地の風味が香る染み込むような味わいのワインをごく少量手がける。近年広まるカリフォルニアにおける新たな潮流を感じさせるワイン。

フラワーズ

太平洋の寒流の影響を強く受ける沿岸のソノマコーストは、長らくブドウ栽培には適さないとされてきた。ペンシルバニア州の種苗業を営むウォルト&ジョアン・フラワーズはこの「寒すぎる」土地で長年の夢であったワイン造りを始める事を決意、周囲の嘲笑をよそに海を見下ろす丘の上の小さな土地を見つけた。その後世界中にその名を轟かせる「キャンプ・ミーティング・リッジ」である。かつて先住民がここに集い避暑地や取引の場としていた事からその名が付いたこのエリアは気温が非常に低く、カリフォルニア名物の「霧」の下ではブドウの成熟が足りない。そのため彼らの畑は霧の及ばぬ約400メートルの高地にある。カリフォルニアの強い日差しと低い気温、この相反する要素が他のどこにもない独特な風味を与える。この畑の素晴らしい可能性に ...

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ガーネット・ヴィンヤーズ

かつてセインツベリーのセカンドラベルとして知られたブランドがブロンコの傘下となり、複数の契約畑からバランスの良い高パフォーマンスのワインを造っている。(スポット商品)

ギャリー・ファレル

1982年、創設者のギャリー・ファレルがまだロシアン・リヴァー・ヴァレーがAVAとして制定されていなかった時代、ブドウ畑もわずかしかない中ロキオリ・ヴィンヤードで栽培されたブドウからピノ・ノワールを初めて造り始め、ギャリー・ファレルはスタートする。リッチで芳醇なスタイルのピノ・ノワールとシャルドネで人気を博し、ロシアン・リヴァー・ヴァレーのパイオニア的存在のワイナリーとして成長。ギャリー・ファレル氏の引退後はキスラーやデュレル・ヴィンヤーズなど一流ワイナリーや著名畑を所有するビル・プライス氏がオーナーを引き継ぎ、2012年ブルゴーニュのドメーヌ・ド・モンティーユで伝統的な造りを学び、ナパのジョセフ・フェルプスやソノマのフリーストーンで経験を重ねたテレサ・ヘレディアが醸造長として抜擢 ...

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グラン・クリュ・ヴィンヤーズ

米国で多くのヒットブランドをプロデュースしてきたブロンコ・ワイン・カンパニーより、高いコストパフォーマンスで人気のグラン・クリュ・ヴィンヤーズが新登場。ブドウ品種ごとの個性、高品質な味わいをリーズナブルな価格でお楽しみください。

ヘッド・ハイ

キスラー、ギャリー・ファレル、ギャップス・クラウン、スリー・スティックス等々ソノマを代表する一流ワイナリーや高級畑を所有する実業家ビル・プライスは大のサーフィン好きとしても知られる。HEAD HIGHはそんな彼ならではの素晴らしいパフォーマンスと洗練されたデザインで人気のカジュアルブランド。時にはあっと驚く様な超がつくヴィンヤードの2番ブドウが使われることもあり明らかにこの価格帯としては突出したクオリティのワイン。ジョーダンやピーター・マイケル、シャペレなどの一流ワイナリーで研鑽を重ねたブリット・リチャーズがワインメーカーを務める。ブランド名は「頭ぐらいの高さの良い波」を表す。

フープス / フープラ

スペンサー・フープスは1983 年オークヴィルでブドウ樹を植えた。それから5 年後の1988 年、成長したブドウ樹の一部を使って自らの名を冠したワインを少量造った。その後加わった娘のリンジー・フープスと共に、ハイクオリティなワインを手掛けている。Hoopla は彼らのカジュアルブランド。皆に愛されたテリア犬のダンテが好きだった投げ輪(フープラ)をラベルにあしらっている。すでに他界したダンテに代わって現在2頭の犬、マヤ&ソフィーがワイナリーの顔としての役目を受け継いている。

ハンターズ・リッジ

数々のヒットブランドを世に送り出してきたカリフォルニアを代表するカリフォルニア随一のワイナリー"Bronco"が優良な契約農家との連携により造るバリューの高いナパ ・カベルネ。コロナ下での大規模な在庫調整品によりライブラリーストックを放出。特別条件品。
 

ジェイ・ヴィンヤーズ & ワイナリー

全米トップの人気を誇るジョーダン・ワイナリーのオーナー、トム・ジョーダンの娘ジュディが1986 年にリリースした“J” は、瞬く間に全米で大人気のワインなった。絶品と称されるスパークリングワインと高品質のシャルドネ& ピノノワールは、環境に配慮したサステイナブル・ファーミングにより生まれる。近年ワイナリーの課題であったスティルワインの品質向上にも力を入れ、仕立て、クローン選定からブドウの成熟度、醸造方法まで数多くの改善を加えた。年を追うごとに新しい、より高いスタイルを確立しつつある。

ジャファーズ

サンタ・バーバラ・カウンティにおけるローヌ品種の可能性を早くから見抜いていた創業者クレイグ・ジャファーズは1994年に初めて自らのワインをリリースし、瞬く間にこの地を代表する造り手として広く知られる存在となった。2001年にはサンタ・バーバラに近代的な醸造設備を整えたワイナリーを建設、少量生産を貫きさらに品質に磨きをかけた彼のワイン造りは2016年、同じくこの地で経験を積んだダン・グリーン夫妻によって引き継がれている。あえて畑を所有せず、素晴らしいブドウを栽培する一流農家達との強いネットワークを構築し彼らの世界観を表現している。

ジョエル・ゴット

ナパを訪れた人なら誰でも一度は立ち寄るであろう人気No.1のカジュアルレストラン"Taylor's Refresher"(現在の店名はGott's Roadside)。評論家ロバート・パーカーがこの店のアヒバーガーを「世界一のハンバーガー」と絶賛し、「有名醸造家に会いたければワイナリーではなくランチタイムにここに行け。」と言われるこの人気店はいつも長蛇の列で泣く泣く諦めた経験のある人も多い。ジョエル・ゴットはこの店を始めカリフォルニアで数軒のレストランを展開し人々の舌を楽しませている。彼が造るこのワインは、「コストパフォーマンス=満足」の図式を知り尽くす者ならではのクオリティ。ジョエルの妻であり、Quintessa、Joseph Phelpsなど ...

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ジョーダン

1970年代にソノマの可能性を見いだし、ブドウ畑を拓いたトム・ジョーダンは、他の多くのワイナリーが多 ブランド化による販売拡大に走るのを横目に、ソノマの最良のエリアから生まれるカベルネとシャルドネ、こ のわずか 2 つのブランドのみを手がける。ジョーダンが造り出すカベルネは世界で最も影響力のあるワイン誌 のひとつである“Wine & Spirits”が毎年全米のレストランに対して行われるRestaurant Pollと呼ばれるカベルネのランキン グにおいて過去31年で16回も第1位に輝き、また 2007、2015、2020年版ではワイナリーとしても第一 位に輝いている。これはソムリエやレストランのワ ...

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カリン・セラーズ

10-20年熟成させてから売りたい、飲みたいという深い願望はプロにも愛好家にもある。味わいの面から見れば多くの高級ワインにとって理想的な姿ではあるが、生産者にとってビジネス効率を考えれば現実的にほぼ不可能である。熟成のメカニズムはまだ完全には解明されていないが年月を経たワインには若いものにはない独特の深く複雑な風味が備わる。カリン・セラーズのオーナー、テリー・レイトンは、世の中の大半の高級ワインはそれがニューワールドであれ伝統的産地であれ、本来の素晴らしさが現れる前に飲まれてしまっていると嘆き、自らが造ったワインを長期熟成させてから出荷する。長い熟成に耐え得る高品質なワインを造る能力、豊富な資金、辛抱強さ等々、全てを兼ね備えた者のみに許される手法で熟成感あふれるワインを世に送り出す ...

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ケラー

メキシコ人ファミリー、ケラーの畑はソノマコーストの南部、“ペタルマギャップ” (2017年サブAVAに認定)と呼ばれる独特の地形と強い海風が生みだす個性的な土地に位置する。北は太平洋から流れ込む冷たく強い海風が、南はサンパブロ湾から夜間から朝にかけて冷たい霧が入り込み、畑は過度な日照と高温を免れることで豊かな酸と骨格を持つブドウを生み出す。1980年代この地に畑を拓いて以降力強さと複雑さを併せ持つ素晴らしいバランスのワインを造り続けてきた。カリフォルニアにおいてメキシコ人がワイナリーのオーナーとなることは非常に稀で、ケラーの存在はカリフォルニアで暮らすメキシコ人移民たちにも夢を与えている。

ラジエ・メレディス

UCデイヴィス校教授として永らく謎であったカベルネやシラー、ジンファンデルといったブドウ品種のルーツをDNA鑑定によって突き止め、多大なる功績を残したメレディス博士。彼女は引退後マウントヴィーダーに小さな小さな畑を買い、夫と共にワイン造りを始めた。造るワインはたった600ケースのシラーを含む数種のみ。たちまち評論家や愛好家達の絶賛を受け入手困難となっている。科学者としての功績が注目される彼女だが「なぜシラーを植えるのか?」という記者の質問には「好きだからよ」と受け流す。現在ではモンドゥーズやトリビドラグ(ジンファンデル)などユニークな品種を植樹し素晴らしいワインを造っている。ワインに対する愛情に満ちあふれた、仲睦まじい夫婦である。

ロウアー

今や日米両国で大人気のジョエル・ゴット。だがジョエルの父、カリー・ゴットが相棒のケリーと共に手掛ける素晴らしいクオリティのヴィオニエの存在はあまり知られていない。自社畑ベッツィーズ・ヴィンヤードがあるナイツ・ヴァレーはソノマの北東部に位置し、複雑な地形と高い標高から温暖さと冷涼さを併せ持つ多様性のあるスタイルのワインを生み出す。じっくりと瓶熟成させたワインだけが持つ重厚で素晴らしい味わいが楽しめる。

レオ・スティーン

料理人だった父の影響を受け、幼い頃からワインと食に造詣が深かったデンマーク人のレオ・ハンセンはコペンハーゲン初のミシュラン星付きレストラン、Kong Hans にてワイン・ディレクターとして勤務していたが、ワインの買い付けのため訪れたカリフォルニアに魅せられ1999 年に移住した。昼はワイナリー、夜はソムリエとして働きながら化学、栽培学、醸造学などを学び、アレキサンダー・ヴァレーで高い評価を得ていたStuhlmuller Vineyards にてワインメーカーとして活躍した後2004年自らのワイナリーを設立、偶然にも彼のミドルネームであり南アフリカにおけるシュナン・ブランの呼び名でもあった"STEEN" にちなんだ名を付けた。ドライ・ファーミングや自根のブドウ畑 ...

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リトライ

リトライは1993年にスタートしたピノ・ノワールとシャルドネを手がける小さなワイナリー。フランス、ディジョン大学で醸造学の学位を取得したテッド・レモンはジョルジュ・ルーミエ、ブリュノ・クレール、パラン、ドメーヌ・ド・ヴィレーヌ、デュジャックなどブルゴーニュのトップ生産者のもとで経験を積み、ギィ・ルーロではコート・ドールで初めてのアメリカ人栽培&醸造責任者として活躍。アメリカに帰国した後はCh ウォルトナーの創業に醸造責任者として加わり、またコンサルタントとしてフランシスカン、クロ・ペガスを始めとするカリフォルニアの著名ワイナリーやオレゴンのアーチェリー・サミット、ニュージーランドでも活動を行った。妻ハイジと共に自らのワイナリーを立ち上げるにあたっては、北はシアトル、南はサンタ・バー ...

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モジ

環境に優しく気軽に良質なワインが楽しめることから米国ではすっかりポピュラーになったKegなどの"wine-on-tap"のビジネスで成功したペレグリン・ランチ(VTPR)が新たなプロジェクトとして缶入りのナパ・ワインをリリース。チーフ・ワインメーカーは新世代の造り手としてカベルネやシャルドネだけではない個性的なカリフォルニアワインの魅力を発信しているレオ・スティーンのレオ・ハンセンが務めている。缶ワインと言えば大量生産のイメージが強いが 彼らは長年培った複数の栽培農家とのネットワークを駆使して気軽に楽しめる良質なワインを小ロット生産しワインの新たな楽しみ方を提案している。"Moji"は日本の絵文字が好きな彼らが毎日の友達とのテキストメッセージ ...

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ペイ

金融アナリストとしてウォール街でのキャリアを持つアンディ・ペイはその後シェフを目指すもワインに出会い、シュラムズバーグ、ラ・ホタで働き、後にUCデイヴィス校で醸造を学んだ兄のニックとともに土地の風土を表現できるワイン造りを志し、1996年ソノマ・コーストのアナポリスに畑を購入した。その後さらにニックはフラワーズやオーストラリアのコールド・ストリーム・ヒルズなどでも修業を重ねた。ブルゴーニュやボルドーでの経験後ピーター・マイケルでアシスタント・ワインメーカーを務めたヴァネッサ・ウォンが2001年にチームに加わると (翌年ヴァネッサはニックと結婚)、さらに本格的なワイン造りをスタート、ソノマで最も冷涼なエリアで非常に優れた品質のワインを造り出している。自社畑のある周辺はかつて海底であっ ...

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ラファネリ

ジンファンデルの聖地、ドライ・クリーク・ヴァレーで手作りのワイン造りを続けるラファネリ・ファミリーは現在デイヴィッドの娘、4代目のシェリーが醸造責任者として腕をふるっている。カリフォルニアらしい豊かさとドライ・クリーク・ヴァレーの冷涼さ、伝統的な製法による沁み込むような深い味わい。高品質のさらに上を目指す彼らのワインは手間ひまを掛けて造られるため生産量があまりにも少なく米国内でも入手困難。多くのワイン通が「Best Zinfandel」に挙げるこのワインと時間を共に過ごせるのは、ごく一部の幸運な愛好家のみである。

レイミー

デイヴィッド・レイミーはUCデイヴィスを卒業後ボルドーのCh.ペトリュスにて修業を積み、帰国後はマタンザス・クリーク、チョーク・ヒル、ドミナスやラッドなど超一流ワイナリーのクオリティをその優れたセンスと経験で支え続けた。1996年妻のカーラとともに自らのワイナリーを起ち上げると、彼の「魔法の杖」に惚れ込んだ超一流のヴィンヤードオーナー達が次々と最高のブドウを提供、そのワインはまたたく間にカリフォルニア最高との評価を得た。レイミーのスタイルはカリフォルニアらしいリッチさをしっかりと感じさせつつ口中に染みこむような繊細さを併せ持ち長い熟成の後にさらに深みを持つ独特のバランスにある。デイヴィッドは理論派であるだけでなく、情熱的で妥協をしない。常に常識に疑問の目を向け、月並みを嫌い、挑戦し ...

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ロキオリ

トム・ロキオリの祖父はその昔NY に移住してきた大勢のイタリア系移民のひとりであった。その後西海岸に移り1959 年、息子つまりトムの父であるジョーJr. とともにソーヴィニヨン・ブランとカベルネ・ソーヴィニヨンを植えた。カベルネは熟さずその後70 年代に引き抜いたがソーヴィニヨン・ブランの畑は現在も残り、カリフォルニアで最も樹齢の古いもののひとつとなっている。1968 年に父が当時まだ誰も植えていなかったピノ・ノワールの可能性を見抜き畑を拓いたことにより高品質なブドウ作りへのパッションが高まった。80 年代より近隣ワイナリーにブドウを売り始め、その後ウィリアムズ・セリエムにも供給を開始した。この畑には他にはない素晴らしいブドウが育つと確信したトムは大学卒業後数年間金融ビジネスに携 ...

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ロンバウアー

空軍や民間航空会社でパイロットとして活躍したカーナー・ロンバウアーは1972年、妻のジョアンと子供達、2頭の馬、5匹の犬とともにナパ・ヴァレーに移り住み、セントヘレナに40エーカーの土地を買った。その後コン・クリーク・ワイナリーで働き、1980年に自らのワインを造ったが、初ヴィンテージはシェーファーのワイナリーと自宅のガレージで造られたものであった。妻のジョアンはワインビジネスのノウハウを身につけるためスタッグス・リープ・ワイン・セラーズのセールスチームで働き後にディレクターとして活躍した。1984年に初ヴィンテージをリリースし、その後もナパのみならずソノマやシエラ・フットヒルズ等に自社畑を広げながらカリフォルニアを代表するワイナリーとして多くのワイナリーから尊敬を集めている。多く ...

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セインツベリー

良質なピノ・ノワール造りは難しいと言われたカリフォルニアで、ディック・ワードとデイヴィッド・グレイヴスは理想の地を探し求めてカリフォルニア中を旅し、そしてAVAが認定されたばかりのカーネロスに出会いそこが探し求めた土地であることを確信した。彼らのエレガントなスタイルはたちまち話題となり1983年、エリザベス女王歓迎晩餐会でサーヴされるに至った。この地にこだわり続ける彼らのスタイルはカーネロスの風土を表す果実味豊かな中に奥行きを感じる。近年より洗練されたスタイルに変貌を遂げ、カーネロスの新たな可能性を予感させる。(共同創業者、リチャード・ワードは2017年に他界)

シーグラス

ヴァリューの高いワインでファンを魅了するシーグラス。砂浜にある美しいシーグラスをイメージしたチャーミングなラベルと親しみやすい果実味と冷涼感あふれるスタイルによりカリフォルニアで人気を博している。ブドウは冷たい海風が吹き付けるモントレーやサンタ・バーバラなどセントラル・コーストのものにこだわり、美味しいカリフォルニアワインをお手頃の価格でお探しの方におすすめのブランドとなっている。

シェーファー

出版業界での華やかなキャリアを捨て、故ジョン・シェーファーがナパ・ヴァレーのスタッグス・リープ・ディストリクトのヒルサイドにワイナリーを創立したのが1972年。ワイン造りなどまったく知らなかったジョンはワインメイキングの本を片っ端から読む事から始め、理想のワインを目指した。その後醸造学を学んだ長男のダグ・シェーファー、現在敏腕ワインメーカーとして腕を振るうイライアス・フェルナンデスが加わり、その品質は揺るぎないものとなる。100%ソーラー発電によってワイナリーの消費電力をまかなうナパ・ヴァレーで初めてのワイナリーとしても知られ、栽培や醸造においても環境保全型のワイン造りを早くから実践している。その味わいはいわゆるモダンスタイル。複雑で重厚感のあるその風味を霧と冷たい海風がもたらすス ...

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シャノン・ファミリー・オブ・ワインズ

ナパ・ヴァレーの北部に隣接するクリア湖を臨むレイク・カウンティは標高が350m-750mに及ぶ高地であるため海からの霧は届かないが、強い風が吹き豊かな陽光と冷涼さが共存する。クレイ・シャノンはこの地のワイルドな風土に魅了されその可能性を信じて1996年より作業効率の悪い山の斜面に1,000エーカーにも及ぶ広大な有機栽培の畑を作り、そこから生まれる高品質なワインを世に送り出している。彼らの自社畑は「農業は循環する」との哲学の元、“Project Ovis”と呼ばれる徹底した有機農法が実践されており、全てのワインにはカリフォルニア州より“Certified California Sustainable”の認証が ...

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テイクン

1940年代よりナパ・ヴァレーの地で高品質なワインを造り続けるトリンチェロ・ファミリーのポートフォリオを代表するテイクンは、過去の価値観にとらわれないユニークでハイクオリティなワインを長年にわたり世に送り出してきた。ファミリーの一員である醸造家カルロ・トリンチェロに代わり二代目ワインメーカーに抜擢されたのは、UCデイヴィスを優秀な成績で卒業した後この素晴らしいファミリーワイナリーで研鑽を積み見事な成長を遂げた女性醸造家のレベッカ・ジェイン。彼女は凝縮に頼らない本来のブドウの自然な果実感を身上とするフードフレンドリーなカルロのポリシーを踏襲しつつさらに品質を高めることを目指している。"TAKEN"は当初ワイナリー名を決めようと様々な名前を思いついてもどれもすでに誰 ...

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テザー

アナ・モンティチェッリはUCディヴィス4年の時にフランスのソルボンヌ大学に1年間留学しフランス語や文化を学びアメリカに帰国したが、卒業後再びフランスに戻りサン・テミリオンのトップ・シャトーであるCh.シュヴァル・ブランにて研鑽を積み、その後ナパのブライアント・ファミリーなどに従事した。ガロのワインメーカーであったイタリア系の父を持つ夫のマリオもまたUCデイヴィスで栽培学、醸造学を学び卒業後イタリアでの経験を経てナパに戻り、フィリップ・メルカのアシスタントとして4年間勤務、その後トリンチェロなどいくつかの名門ワイナリーを経験した後アナとともに自らのブランドをスタートさせた。「素晴らしい仲間と楽しい会話をしながら美味しいお料理とワインで食卓を囲み、日々の生活を楽しむこと。その1日1日の ...

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スリー

ユニークな品種や産地、高い品質でカリフォルニアのみならず日本でも大人気のクライン・セラーズ。その創業から兄フレッドと共にワイナリーの成功の礎を築いたマット・クラインはその後兄と別れ妻エリンと共に2001年自らのワイナリー"Trinitas Cellars"を立ち上げた。そしてその後2006年に彼らの集大成として "Three Wine Company" を設立。 かつてブドウ栽培の中心地のひとつだった内陸部コントラ・コスタに広がるジンファンデルや、マタロ、プティット・シラー、カリニャンなどカリフォルニアの歴史そのものと言える自根の古樹にこだわり、"天・地・人" を意味する "three" の名を冠したワ ...

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スリー・シーヴズ

ナパやSFで大行列の人気ハンバーガーショップ "Gott's Roadside"を経営し、日本でも多くの愛好家達に愛されている"Joel Gott"ほかいくつかのワインブランドを手がけるジョエル・ゴット。南仏プロヴァンスでのワイン造りを経て、アメリカではワシントン州のチャールズ・スミスとのジョイント"Charles & Charles"で一世風靡したチャールズ・ビーラー。11歳で起業し様々なビジネスを手がけた後1999年よりワイン造りに転じたロジャー・スコメーニャ。カリフォルニアワイン一筋の人生を送る生粋の醸造家達とはひと味違う3人のビジネスマンが造る「3人の泥棒」という名のカジュアルブランド。様々なワイン ...

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トレフェッセン

品質を完璧に管理できる自社畑のブドウのみを使用し、買収劇が相次ぐナパ・ヴァレーにあって50年以上の長きにわたり一族経営で最高品質のワイン造りを続けている。ナパの気候は実にユニーク。南に行くほど寒流が流れる冷たい海に近くなるため気候は冷涼に、味わいはより繊細になる。ナパ最南端に位置するトレフェッセンのスタイルはまさにエレガント。またサステイナブル・ヴィティカルチャー (環境保全型農法) を始めとする自然なワイン造りを実践。2022年にはサステイナブルの3つの信条、環境・経済・社会的公正を実践するリーダー的存在に送られるグリーンメダル環境賞を受賞し更なる注目を集めている。

ザンダー・ソーレン

20年間米国Apple社に重役として勤務、スティーブ・ジョブズ氏と共にiPodやガレージバンド、iPhoneの着信音といった、世界を変えたデジタル音楽制作業務に従事したXander Soren (ザンダー・ソーレン) 。彼は幼い頃から日本文化にとても愛着を持ち、世界で最も敬愛する日本料理に寄り添うカリフォルニアワイン造りを目指し2012年にスタート。ウィリアムズ・セリエム、スタッグス・リープ、ロアーなど素晴らしいワイナリーで働いた経歴を持ち、2015年のサンフランシスコ・インターナショナル・ワイン・コンペティションにおいて最優秀ワインメーカーに選ばれたシャリニ・シェイカー氏をワインメーカーに迎え入れ、ブルゴーニュの醸造哲学に則ったワイン造りに取り組んでいる。サンタ・リタ・ヒルズ、ソ ...

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