畑の中の生態系を大切に守り、ウエスト・ソノマ・コーストの冷涼な風土を表現するエレガントな高品質シャルドネ&ピノ・ノワール
金融アナリストとしてウォール街でのキャリアを持つアンディ・ペイはその後シェフを目指すもワインに出会い、シュラムズバーグ、ラ・ホタで働き、後にUCデイヴィス校で醸造を学んだ兄のニックとともに土地の風土を表現できるワイン造りを志し、1996年ソノマ・コーストのアナポリスに畑を購入した。その後さらにニックはフラワーズやオーストラリアのコールド・ストリーム・ヒルズなどでも修業を重ねた。ブルゴーニュやボルドーでの経験後ピーター・マイケルでアシスタント・ワインメーカーを務めたヴァネッサ・ウォンが2001年にチームに加わると (翌年ヴァネッサはニックと結婚)、さらに本格的なワイン造りをスタート、ソノマで最も冷涼なエリアで非常に優れた品質のワインを造り出している。自社畑のある周辺はかつて海底であった地層の隆起により形成されており貝など海洋生物の化石が数多く見つかる。畑の生態系を大切にする彼らのブドウ作りはリトライと並び称されるクオリティの高さを誇る。アンディは現在、新たに認定されたWest Sonoma Coast AVAの優位性を啓蒙するWest Sonoma Coast Vintnersの代表を務め、このエリアのユニークな風土を世に広めるべく精力的な活動を続けている。
ワインメーカーヴァネッサ・ウォン
生産国USA
地方カリフォルニア
PEAY Chardonnay West Sonoma Coast 新たにAVA認定を受けたウェスト・ソノマ・コーストの自社畑で栽培されたブドウを95%使用した、クールで生き生きとした果実味の高品質なシャルドネ。レモン、ココナッツ、ライムオイル、フリントに加えビスケットの香ばしい香りが口の中に広がり、さらりとした食感が楽しめる。
PEAY Chardonnay Estate Sonoma Coast 有機的な農法で栽培される自社畑100%のブドウで造られるエステート・シャルドネ。リンゴや洋梨、柑橘系のフルーツに程よい樽由来の風味。冷涼な気候風土を体現する醸造家ヴァネッサ・ウォンの優れた才能を実感することができる1本。
CEP Pinot Noir Sonoma Coast ブレンドの工程でペイのラベルを貼られなかったロットをブレンドして造られる自社畑100%のセカンドラベル。ブラックチェリー、プラム、ジャスミンティー、土を思わせる香りがアフターテイストに感じられる。
PEAY Pinot Noir West Sonoma Coast 81%が自社畑、19%が隣のリチャードソン・ヴィンヤードのブドウをブレンド。今ではリチャードソン・ヴィンヤードのブドウを使用する他のワイナリーでは、その名前を冠したワインをリリースするほど高品質である。2022年のワインは、ダークラズベリー、ザクロ、オレンジの皮、クロラッパタケの香りが特徴。味わいは若いながらも調和が取れており、程よい酸味が食欲をそそる。
PEAY Pinot Noir Savoy Vineyard メンドシーノでピノ・ノワールの銘醸地として知られるアンダーソン・ヴァレーを代表する高級畑の厳選されたブドウを使ったシングル・ヴィンヤード。フラワリーな香りはやや控えめで果実と土を思わせるフレイヴァーが印象的。深みがありいくつもの味わいのレイヤーを感じる。
PEAY Pinot Noir Estate Sonoma Coast ソノマで最もクールなエリアの1つに位置する有機栽培畑のエステート・キュヴェ。ブラッドオレンジ、ガリーグ、チェリー、ラズベリーなど、それぞれの区画・クローンに由来する多くの香りが立ち上り、セージとココアパウダーのニュアンスが感じられるフィニッシュ。