ナチュラル&エレガントなシュナン・ブランを手がける新世代のデンマーク人醸造家
料理人だった父の影響を受け、幼い頃からワインと食に造詣が深かったデンマーク人のレオ・ハンセンはコペンハーゲン初のミシュラン星付きレストラン、Kong Hans にてワイン・ディレクターとして勤務していたが、ワインの買い付けのため訪れたカリフォルニアに魅せられ1999 年に移住した。昼はワイナリー、夜はソムリエとして働きながら化学、栽培学、醸造学などを学び、アレキサンダー・ヴァレーで高い評価を得ていたStuhlmuller Vineyards にてワインメーカーとして活躍した後2004年自らのワイナリーを設立、偶然にも彼のミドルネームであり南アフリカにおけるシュナン・ブランの呼び名でもあった"STEEN" にちなんだ名を付けた。ドライ・ファーミングや自根のブドウ畑にこだわり、野生酵母による発酵、新樽を控えアルコール感の穏やかなより自然に近い手造りのスタイルを一貫して磨き上げ、エレガントでフード・フレンドリーな味わい深いシュナン・ブランを少量造る。彼のワインは土地の風土を映し出す新時代の生産者を紹介する著書として大きな話題を呼んだ "The New California Wine" (Jon Bonné 著)にも取り上げられた。カリフォルニア今起きている大きなうねりを感じさせる生産者のひとり。
ワインメーカーレオ・ハンセン
生産国USA
地方カリフォルニア
Leo Steen Mendocino County Chenin Blanc メンドシーノ南部ユカイヤの緩やかな斜面に70年代に植えられた小石混じりのローム質の畑で収穫されたブドウは野生酵母による発酵、野生乳酸菌によるMLFなどニュートラルな手法によりマルメロやアプリコット、レモンピールなど豊かな果実香に加えアーモンドや天然塩などの風味と、豊かな酸味のバランスを持つワインとなる。
Leo Steen Upper Scala Vineyard Syrah 果実味の濃厚さに頼らない伝統的なシラー本来のエレガンスを感じさせる美しい酸味と味わい深さ、スパイシーな風味など素晴らしいクオリティを持ち、和食にも合わせられる。
Leo Steen Jurassic Park Vineyard Chenin Blanc 1982 年に植樹された自根のブドウ畑は標高約300m の丘に位置し、水はけの良い石灰混じりの砂質土壌によって果粒の小さなブドウが育まれる。複雑さとテクスチャの豊かさがありながらエレガンスを備えた素晴らしい1 本。生産量165 ケース。
Leo Steen Ascona Vineyard Cabernet Franc 標高700mの高地に位置する畑は砂礫とシェールが混じる水捌けの良い土壌。豊かな陽光と冷涼な気候が共存し酸味のバランスを保ちつつゆっくり成熟させるために理想的な環境で10月中旬に収穫されたブドウはバスケットプレスで搾汁し天然酵母で発酵させる。淡い色合いを持ち複雑さと旨味、ストラクチャが混在する深い味わい。生産量200ケース。