キスラーのオーナーと女性醸造家により名門ワイナリ-が復活!
かつて一世を風靡し高品質なピノ・ノワールやシャルドネでワインラヴァー達を魅了したギャリー・ファレル。彼の引退後新たなオーナーとなったキスラーやデュレル・ヴィンヤーズを所有するビル・プライスの下、2012年に醸造長に抜擢されたテレサ・ヘレディアはUCデイヴィス校卒業後、ナパのジョセフ・フェルプスやソノマのフリーストーンなどで活躍し、サンフランシスコ・クロニクル誌で“最も注目すべき醸造家”にも選ばれた。ブルゴーニュのドメーヌ・ド・モンティーユにて伝統的なワイン造りを学んだ彼女が造り出すのはギャリーの時代のリッチなスタイルとはまた違った、ソノマの冷涼エリアで育まれるブドウが持つエレガンスを最大限に表現した素晴らしいクオリティのワイン。ギャリーも彼女の造るワインを愛し、時々ワイナリーを訪ねては自宅用に購入していくという。
ワインメーカーテレサ・ヘレディア
生産国USA
地方カリフォルニア
Gary Farrell Olivet Lane Vineyard Chardonnay ロシアン・リヴァー・ヴァレーの中でも比較的温暖なウエストサイド・ロードと冷涼なグリーン・ヴァレーの中間的な気候を持ち、冷たい海風と霧の影響を適度に受けるサンタ・ローザ・プレーンに1975年に植樹された畑。豊かな酸味とほのかなスパイスの風味などエレガンスと複雑さを感じさせる素晴らしい味わい。ロームとクレイ土壌が柔らかいフィニッシュを与える。
"伝説のパリ・テースティング"においてカリフォルニアが勝利した際、Ch.モンテレーナのワインに使われていたことで一躍有名になったバチガルピ・ヴィンヤードを始め、ロシアン・リヴァー・ヴァレーの7つの高品質な契約畑から厳選したブドウを使った豊かな陽光と冷たい海風を感じさせるバランスの良いシャルドネ。
Gary Farrell Russian River Selection Pinot Noir カリスマ的存在感を持つロキオリ・ヴィンヤードを含むロシアン・リヴァー・ヴァレーのトップクラスの畑から厳選されたブドウを朝摘し、一部は除梗せずに仕込む。豊かな酸味に支えられた絶妙なバランス、赤や黒のワイルドベリーに加え、ほのかなスパイスやローズマリーなどのハーブ、ブラックティーの香りが複雑に絡み合う。
Gary Farrell Hallberg Vineyard Pinot Noir 海から流れ込む霧の影響を強く受けるグリーン・ヴァレーは日中の日照量が抑えられることでピノ・ノワールにとって非常に良い果実味と酸、アルコールや芳香成分などのバランスが得られる。適熟で丁寧に手摘みで集められたブドウは、80%程度除梗。果実のピュアな風味と冷涼感、複雑さを表現した。