ロシアン・リヴァー・ヴァレーのサブアペレーション「グリーン・ヴァレー」に位置する単一畑。太平洋からの影響を強く受け比較的冷涼で日々の気温の変化が少なく、ブドウは深く濃い色調、シルキーなタンニンと豊かな果実味、土っぽさを持ったワインへと仕上がる。ロシアン・リヴァー・ヴァレーらしい豊かなフルーツにバラやすみれの華やかさ、ナツメグやクローヴの甘いスパイスが加わり、洗練された美しい酸味が印象的。
1982年、創設者のギャリー・ファレルがまだロシアン・リヴァー・ヴァレーがAVAとして制定されていなかった時代、ブドウ畑もわずかしかない中ロキオリ・ヴィンヤードで栽培されたブドウからピノ・ノワールを初めて造り始め、ギャリー・ファレルはスタートする。リッチで芳醇なスタイルのピノ・ノワールとシャルドネで人気を博し、ロシアン・リヴァー・ヴァレーのパイオニア的存在のワイナリーとして成長。ギャリー・ファレル氏の引退後はキスラーやデュレル・ヴィンヤーズなど一流ワイナリーや著名畑を所有するビル・プライス氏がオーナーを引き継ぎ、2012年ブルゴーニュのドメーヌ・ド・モンティーユで伝統的な造りを学び、ナパのジョセフ・フェルプスやソノマのフリーストーンで経験を重ねたテレサ・ヘレディアが醸造長として抜擢される。彼女が造る素晴らしいワインはソノマの特徴を表現しエレガントかつ力強さもあり、ワイン専門誌やコンペティションでも多数受賞。ロシアン・リヴァー・セレクション・シャルドネ・2015はワイン・スペクテーター誌Top100で1位に、ワイナリー・オブ・ザ・イヤーに2度選出、ワインメーカー・オブ・ザ・イヤーにも2度ノミネートされ、2023年にはソノマ・カウンティ・バレル・オークションでイノベーター賞を受賞するなど、彼女の並外れた才能は高く評価され、傑出した功績を残している。現在は、ロバート・モンダヴィで経験を重ね2005年にギャリー・ファレルに入社し彼の下でセラー・マスターとしてワイナリーを支え続けたブレント・マッコイがテレサ・ヘレディアと共にワインメーカーを務める。「鋭い味覚、幅広いワイン造りの経験、ワイン造りに関する深い知識を持っている」とテレサ・ヘレディア自身語っており、ブレントの情熱や組織能力、新しい技術に対する寛容さを絶賛している。現在はロシアン・リヴァー・ヴァレーの6つのAVAのワインを中心に、ソノマ・ヴァレー、フォート・ロス・シーヴュー、ペタルマ・ギャップ、ドライ・クリーク・ヴァレーなどソノマの銘醸地の他、サンタ・リタ・ヒルズのワインを生産し高い評価を得る。新体制となったギャリー・ファレルの更なる躍進に目が離せない。
生産国 | USA |
地方 | カリフォルニア |
アペレーション | ロシアン・リヴァー・ヴァレー (ソノマ) |
ワイナリー | ギャリー・ファレル |
ヴィンテージ | 2019 |
色 | 赤 |
ブドウ品種 | ピノ・ノワール |
栓 | コルク |
容量 | 750ml |
ボトルサイズ | 8.4 x 30.5 |
ケースサイズ | 35.5 x 27.0 x 32.0 |
アルコール度数 | 14.1% |
商品コード | GF19HBP |
UPC | 837434000302 |
契約畑 / 発酵: 37%全房、ステンレスタンク 熟成: フレンチオーク (40%新樽) にて15ヶ月