アレキサンダー・ヴァレーで最も古いピノ・ノワールの単一畑である粘土とシルトに石灰が混じる土壌を持つデモスティニ・ランチのブドウを使用。ロシアン・リヴァーから近いこの畑で灌漑を行わないドライファーミングによって育てられる。長い熟成により複雑な風味を醸し出している。
※経年によりコルクが大変脆くなっております。抜栓の際は慎重にお願い致します。
10-20年熟成させてから売りたい、飲みたいという深い願望はプロにも愛好家にもある。味わいの面から見れば多くの高級ワインにとって理想的な姿ではあるが、生産者にとってビジネス効率を考えれば現実的にほぼ不可能である。熟成のメカニズムはまだ完全には解明されていないが年月を経たワインには若いものにはない独特の深く複雑な風味が備わる。カリン・セラーズのオーナー、テリー・レイトンは、世の中の大半の高級ワインはそれがニューワールドであれ伝統的産地であれ、本来の素晴らしさが現れる前に飲まれてしまっていると嘆き、自らが造ったワインを長期熟成させてから出荷する。長い熟成に耐え得る高品質なワインを造る能力、豊富な資金、辛抱強さ等々、全てを兼ね備えた者のみに許される手法で熟成感あふれるワインを世に送り出す。長年熟成を経たワインには、ピュアな熟成感とともに第5の味覚である“旨味”が生まれる」とレイトンは主張する。旨味は日本人が昔から大切にしてきた味覚の一つだが、近年欧米でも理解や研究が進み最近はカリフォルニアでも洗練されたレストランなら"Umami"と言えば通じる。欧州の冷涼地のワインとはまた違う熟成のニュアンスを比較するのも一興。貴重な機会を安定して愛好家に与えてくれる造り手に感謝したい。ワインメーカーのテリー・レイトンは惜しまれながらも2023年2月にこの世を去った。
<長年の熟成によりコルクが大変もろくなっております。古酒に向いた器具をご使用の上、抜栓には十分ご注意頂ければ幸いです。なお、抜栓時のコルク損傷などによる返品はお受けいたしかねますので何卒ご理解の程お願い申し上げます。>
生産国 | USA |
地方 | カリフォルニア |
アペレーション | ソノマ・カウンティ |
ワイナリー | カリン・セラーズ |
ヴィンテージ | 2000 |
色 | 赤 |
ブドウ品種 | ピノ・ノワール |
栓 | コルク |
容量 | 750ml |
ボトルサイズ | 9.0 x 29.5 |
ケースサイズ | 37.5 x 28.0 x 30.5 |
アルコール度数 | 13.5% |
商品コード | KA00DDP |
UPC | NONE |
契約畑 / 発酵・ 熟成: フレンチオーク(50%新樽)にて